味噌は地域性やエリア性などが一番残っている、日本の食品の一つであります。
その中でも、「赤味噌・赤だし・豆味噌・八丁味噌」は色が濃い(赤や黒系)味噌を指して呼ばれていますが、どんな違いがあるか中々わかりづらい部分です。
ですのでそれぞれの違いを少しご説明します。
赤味噌
その名の通り、見た目が赤っぽい(濃い)色をした味噌全般を指す言葉です。
つまり原料・製法などが所以では無く、見た目の色が赤っぽい(濃い)色をした味噌を指す総称です。
*全国的には見た目の色を基本にした判断ですが、愛知県では赤みそ=豆みそ
赤だし
一般的には豆みそをベースに、米みそ・調味料(だし)などが配合された色の濃い調合みそを指します。(水あめやカラメル色素などが入っているものも)
名前に「だし」と付きますが、だしが入っているものもあれば、入っていないタイプもあります。
「だし」が入っているかいないかは、原材料表記を確認しないと分かりません。
豆みそ
原料が大豆・塩・水のみで、米(米こうじ)を使用せず大豆に麹を付けた「豆こうじ」を使用した熟成期間が長い(1年~3年)味噌
東海地方(愛知・岐阜・三重)でほとんど製造され、またメインで食べられているお味噌。
*豆みそ=赤みそしかない
八丁味噌
元々は愛知県岡崎市にある岡崎城から八町(約800m)離れた八丁村で作られた味噌をその村の名前を冠して八丁味噌と呼び始めたのが起源とされている。
製法・原料・熟成などに関して国が細かく定める基準を満たした豆みそを八丁味噌と呼ぶ事ができる。
*弊社の豆みそは、伝統のみそ玉製法で木桶にて18ヵ月以上の天然醸造になります
まとめ
日本全国で作られる、色が濃い(赤い)味噌
→赤みそ(赤味噌)
米を使わず大豆(豆こうじ)と塩のみで作られた長期熟成味噌
→豆みそ(赤みそ)
愛知県で作られる、国が定めた基準を満たした豆みそ
→八丁味噌
豆みそと米みそや調味料(だし)を配合した味噌
→赤だし(赤だし味噌)
こだわりの味噌はこちら
愛知県産大豆を使用し18ヶ月以上の天然醸造で作られた、大豆の粒がしっかり残った香りも豊かな豆みそ(八丁味噌)
【日本ノ豆~粒八丁味噌~】
天然醸造の豆みそにかつおだしが入った、だしを取らなくてもいいだし入りタイプの赤みそ
【赤だし味噌】